あと数年で50㏄の原付バイクが発売されなくなるという話がある。
要はユーロ5の排ガス基準をクリアするための開発コストと販売利益が見合わないからということ。
本来ならすでにそうなっていたはずなのが、コロナで2025年11月まで猶予されているらしい。
”上がりバイク”に、50㏄が、50㏄こそが、最適じゃないか(小さくて、軽くて、燃費もいいし、排ガス少ないし)と還暦近い場末のバイク屋の私は思っていたので、少々戸惑っている。
替わりは相応の電動バイクか、それともアシスト自転車がいいのか・・・
免許返納し、原付からアシスト自転車に乗り換えた人生の先輩からは、やっぱり別物で失敗だったという話も聞く。
現在乗っている50㏄を大事に乗り続けるという方法もあるが、修理部品供給や、ガソリンの価格・販売自体もどうなっていくのか分からないし・・・
そんなことを考えながら、天気も良かった昨日の日曜日、ガソリンの節約とせめて足腰の筋力くらい対応させておこうと、自転車で特に当てなく走っていた。
すると後輪のブレーキに異変が・・・左のブレーキシューが欠落してしまった。
ブレーキはヤバいので、近くで個人店ぽい自転車屋さんを見つけて飛びこんだ。
種類は違うけど交換できますよ、というブレーキシューに即交換してもらった。
すぐに対応してくれて、値段もリーズナブル。私と同世代だろうか、話しやすそうな店主さんだったので、気になっていたレバーシフトのダメージ部分を相談してみた。
使えないことはないけど、もし交換するとなると同じ部品はもう廃番で、現行タイプは部品代だけで2万円以上とのこと。しかも今、コロナの影響で部品入荷がいつになるかわからないという。
良ければちょうど1セット中古パーツがありますよ、とのこと。これもご縁と交換をお願いした。3時間ほどお店の近辺の散策などしつつ待ち、完了。
シマノのクラリスというコンポーネント。今までのと操作が少し異なるけれど、それもまた楽し。
こんな風にたまにお客の立場(飲食店等でなく)になるのも新鮮で面白っかった。
今度はMTBを乗ってってみてもらおうかな(笑)