由々しき事態だが、この春くらいからせっかく50㏄原付バイクの新車注文をいただいてもウチでは受けられなくなっている。
2025年(令和7年)の11月から50㏄のメーカー生産が無くなり、電動バイクに切り替わるのを前に、すでに50㏄の生産最終ロット分まで引き当て先が決まってしまっていることによる。
ディーラーでもないウチのようなショップに貴重な在庫車や予約分を業販で回してもらうには忍びないからだ。
昨日の朝日新聞にも50㏄の生産終了の記事が掲載されていた。
還暦の私が50㏄のバイクにこれまで乗ってきたなかでの一番の変革といえよう。というか、もう終了してしまうのだから当然だが。
エンジンでいえば、空冷の2サイクルから始まり、空冷4サイクル、水冷2サイクルが出て、4サイクルも水冷になり、キャブレターがインジェクションになった。
そしてついにモーターに。
昨日閉店間際にオイルメーカーの営業さんが来店。しばし話し込んでしまった。
オイルメーカーさんにとってはエンジンがモーターに替わっていくのはそれこそ死活問題だろう。
それもあってとは言わなかったが、今後はケミカルにも力を入れていきたいとのこと。宣伝には抜かりなかった。
とはいえエンジンが急に無くなるわけではないし、50㏄もそれ以上のバイクも乗り続けることはもちろん可能だ。ガソリンが現実的な価格で販売され続ければだが…
と、そんなことを考えながらも最近は電動アシスト自転車が楽しいオジサンの私でした(笑)。