始動性その1

自宅のチョイ乗り用バイクをカブからKSR‐Ⅱに変えたのには理由がある。それは
たまにしか乗らないバイクのエンジン始動性だ。
 お客さんからも問い合わせを受けるのだが、走っている時は調子が良いが3日と
置くと(1週間~10日、しばらく乗らないと、という場合も多い)、エンジン始動
とまどうとのこと。長期間放置は別として、個々のバイクコンディション(圧縮、点火
系等)にもよるが、ほぼキャブレターのバイクという点で共通している。私の所有
バイクもほとんどキャブレター車なので、お客さん同様の症状を実感している。
 現行のガソリン組成が昔のとは少々異なってきていて、環境を考慮したり、
フューエルインジェクション向きになっていたりで、キャブ向きではないのでは?
と私なりの推測をお客さんに説明している。つまりキャブのフロートに残留した
ガソリン(少量)の早期変質が原因ではないかと・・・変質して?燃えにくくなった
ガソリンから先にエンジンに吸い込まれれば掛かりも悪かろうと・・・。
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↑いわずと知れたキャブレター(スーパーカブ50)。ガソリンの流れ(タンク→
キャブレター→エンジン(燃焼室))で構造上キャブにガソリンが残留。
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↑分かりずらいがフューエル・インジェクション(ベンリィ50プロ)。
ガソリンの流れは、タンク内のポンプからインジェクターを通してエンジン(燃焼室)
に直。なのでキャブフロートみたいな残留ガソリンは無い・・・つづく