カブのような…

私にとってカブの最大の魅力は耐久性だ。 

カブ(AA01)のノーマルエンジン(50㏄)がどこまで強いのか確認するために、いつ壊れてもおかしくないレースという過酷状況で使い続けて5年経つ。

 ベースエンジンはお客さんが乗用で3万キロ超走行した物で、それをオーバーホール無しで(オイル交換とプラグ交換のみ)で使用している。

 レースは3時間耐久(たまに6時間)で年間4,5戦。正確な出場数は忘れてしまったが、全部で15レース以上は出ているかな…アバウトですみません。 

 今のところ、オイル漏れや異音発生やパワーダウンも無く、おやじライダー2人の方が先にパワーダウンしそうな状況ではある(笑) 

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 そんなカブも近頃なんだか人気すぎて、流行りものが苦手な私は、街中ではあまり乗る気になれない。

 

 そこで目を付けたのがホンダTODAY。

 

 仕入れ業者のセールチラシに中国ホンダ純正のシリンダーキットが格安で出ていてビックリ。すぐに完売でまたビックリ。

 元値の安いバイク(初期型¥94,800で最終型も¥128,000、共に税別)を、そこまでして修理やオーバーホールで乗り続けたり、再販するものかと。

 もっとも今現在、新車も入りにくく、中古車も高騰しているので分からなくもないが…

 

 手元にあるTODAYは最終型(AF67)走行7万キロ超で、とても売る気にはならないが、エンジンはいちおう掛かるので捨てるのも勿体ない、いい実験材料だ。

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 どこまで乗れるのか、足替わりに使ってみることにした。

 足回りは簡単にオーバーホール。ブレーキケーブル類の交換と合わせて嫌いなコンビブレーキのキャンセル。リアショック(中古Dio用)交換。フロントフォークはバラシてグリスアップもカラーの痩せでガタ取れず。カラーは外せない構造でフォークアッシー交換となるので今回はパス。タイヤは交換。

 エンジンはシリンダーキット交換はセールキット完売で断念。ボアアップキットも初期型キャブ車(AF61)のみ。そのままでいくことにした。

 そこでエンジンオイル添加剤のおまじない。お客さんが残していった謎のメーカー、品名不明の添加剤。ハチミツ状の液体は潤滑と保護に効果?オイル上がりに効果がるとうれしいが。添加量アバウト(笑)

 インジェクターとスロットルボディは簡単に分解出来るところまで分解、点検、清掃。 

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 スロットルボディとコンピューターユニットには”KEIHIN”とある。今後は”Astemo”に替わるのか…

 たぶん一度も洗車されたことがないと思われる外装を洗って取付けたら、梅雨明けに登録してみよう。売りませんよ。7万キロ超じゃ売れないか(笑)