スーパーな人生の先輩

 なんとか今年も無事確定申告を終え、なんとか今回も赤字計上することもなく、わずかではあるが納税することができてうれしい。

 その分を取り返すつもりではないけれど(笑)、税務署の帰りに図書館で久しぶりに本を借りてきた。

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 お客さんから薦められていた本だが、立ち寄った書店やブックオフでは見つけられずにいたのでいい機会となった。

 定年後に本格的な自転車乗りになった著者のエッセイで、ご年齢がご年齢だけに他にはない内容が面白く、一部のサイクリストたちに評判なのはうなずける。

 ただ、少し前の本なので、お元気ならば87歳になられる近況はわからない。

 

 先日、免許返納される原付バイクのお客さんから、自転車の取扱いはないのかとおたずねいただいた。

 先のエッセイの作者と同世代で、自転車にはもうかれこれ50年以上乗っていないというし、私はあまりお勧めできませんとお答えした。

 でも足がないとスーパーにいくのも不便だし…と意思はお堅いようなので、それではと近くの「A」自転車店を紹介し、豊富な在庫もあるし自転車のプロとご相談されたほうがいいですよと、ちょっと逃げてしまった。

 律儀なお客さんは、早速その自転車店で薦められた自転車のカタログを見せに来てくれて、注文もされたとのこと。

 そして昨日その電動アシスト自転車に乗ってこられ、いろいろ相談にのってくれてありがとうと、私も行きつけのスーパーの商品券をくださった。

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 でもやっぱりバイクの方がいいよと言いながら、筋肉痛になった太ももで軽快に帰って行った後姿は、まだまだお元気で危なげないスーパーウーマンだった。